電子機械科 

「電子機械科」の紹介

 近年の工場では生産の合理化、特にFA化(工場の自動化)が進んみ、工作機械がコンピュータ制御で自動運転され、さらにロボットも多く使われています。
 電子機械科では、これらに対応すべく、機械加工法やコンピュータ、電子回路、機械の制御を学習しています。さらに、情報化社会の成長で情報機器(コンピュータなど)を扱うことが増え、情報処理の能力向上のためアプリケーションを使った学習も取り入れています。これらをマスターして社会で必要とされる知識と技術を身につけます。

学習風景
情報処理能力の向上学習 制御技術の学習

2年生の実習

 週2回の実習があります。基礎基本を中心に、実験や実習を通して機械そして電気に関する知識と技術を身につけまうす。実習内容としては、8テーマあり、1テーマを6から7回でマスターしていきます。

アプリケーション PC
(プログラマブルコントローラ)
機械加工 基礎ロボット
情報処理能力を高める実習です。社会に出てから必需知識のワープロ、表計算、プレゼンテーションの基本を身につけさせます。 自動制御の基本であるシーケンス制御を基本から応用まで幅広く学習します。シーケンス制御は多くの工場で取り入れられているオートメイションの基礎となる方法で、様々な分野で利用されています。 工作機械の代表である旋盤の使い方を学習し、技能を身につけます メカトロニクスの基本を習得します。パーツを組み合わせ形を作り、センサやモータを組み込み、パソコンから指令を出して制御します。
文書作成実習
みんな真剣です
表計算を使ってデータ処理
関数で、難しい計算もえいやー
むむっ、うまくできたかな。
実習装置を使って制御
制御装置です
PCでラダー図作成
こっちに送って
これも制御できちゃうぞ!
昔は手動でこんなの
基礎基本を大事にするから
加工技術を学ぶ。
切削しまーす。
メモリを微妙にまわしてっと
削れているね、
真剣です。
おもちゃだけど違うよ
ロボット完成
製作する時間を節約
ブロックで組み立て
PCからの命令で
動くかな?
CAD 計測 旋盤 溶接
製図で基礎基本を学んでいます。その成果を生かしてコンピュータで図面を描きます。 電気も使えないと社会では。はんだ付けの練習から計測機器の使い方まで。 加工技術を極めます。まさに手に職をつけ、腕を磨きます。 ガス溶接の基本や取扱を学習し、技能を身につけます。
製図もコンピュータだ
線がこまかくて
いい感じだぞ
ここは・・・
この通り書くのは難しいけど
できたよ。
はんだ付けの練習
部品が小さいとやりにくいな
いい感じ
線の被覆を剥いで
よーし、できたぞ
線を切らないように
加工技術を高めるぞ
ねじ切りだ
ここで逆転!おっー
これを数回繰り返して
仕上がったぞ
みんなで判定
よーし、もう一度
ガスを使った溶断です
鉄を切っています
アーク溶接です
眩しいな。
バリバリビーー(怖いよ)
ついたかな(熱い)
溶接完了!取れないぞ。

3年生の実習

 電子機械科の3年生で学ぶ実習は1年生・2年生で学んできた実習を基礎とし、実験や実習を通して機械そして電気に関する知識と
技術をさらに高めるとともに、将来において応用する力および創造性豊かな力を養うことを目標としています。実習内容としては、アプリケーション実習、PC実習、NC実習、二足歩行ロボットの4つのテーマを週3時間かけて学びます。
三次元CAD/CG NC 二足歩行ロボット 製作
作図(図面)をして立体を作成し、三次元の物の考え方を養います。出来上がった図に素材情報などを与えリアリティのある作品に仕上げます。 自動加工機であるNCにGコードと呼ばれる数値制御データを設計して実際に加工させます。 二足歩行ロボットでは、センサの取り扱い方法と組立作業をの2つを学習します。 平面加工機を使って、電子回路の基板を作成します。さらに部品を取り付け動作させます。
意外と簡単だな。アレッ奥行きが
細かくんなって来たけどすげー
傾けて、完成。感動もの。
加工図をもとに数値化して
データを入力
さあ、加工開始です
手足を作成
胴体に電子パーツを入れて
いよいよ、手足と胴体を接続して
まだ、できない、歩けるかな
加工装置です