学科について

豊川工科高校には、4つの学科がありますが、1年生は各学科に分かれず、工業科としてすべての学科の基礎・基本を学びます。
2年生に進級するとき、各専門学科に分かれて学習し、その分野でのスペシャリストを目指します。
(1年生) 工業科 機械系・電気系の基礎基本を学びます。

(2・3年生)
機械科(機械系) もの作りの基本である図面作成や機械工作、材料の性質を学び、基礎・基本を徹底的に学習します。
また、加工する技術の習得を目指します。
電子機械科(機械系) 身の回りにある物や工場の工作機械など、機械と電気の知識が使われて複雑な動作が行えるようになった。
それらの機構と電気制御を中心に学習し、メカトロニクス技術のエキスパートを目指します。
電気科(電機系) 生活に必要な電気、おもに強電気(発電、変電、電気機器)と言われる内容を学習します。
また、それらを施工する技術者を目指します。
生活環境のエコロジーについても学習します。
情報システム科(電気系) ITを取り扱うコンピュータ技術の進歩は速く、それに対応できる技術者が必要です。
また、情報を発信する力も必要不可欠です。それらの技術や工業製品のデザインを学習します。

共通内容

 工業高校の特色の一つに、3年生になると全生徒が取り組む「課題研究」という授業があります。詳しくはこちらからどうぞ。

 競技会などへの取り組みの一例

各学科の特色紹介(工業技術・技能の習得)

工業の特色である「もの作り」の技術・技能を、通常の授業で学んだことを生かして体感し、習得している様子です。
機械科 電子機械科 電気科 情報システム科
 各学年に実習という授業があり、3時間連続で取り組み学習します。
 その中で、実際に作業をして加工する技術・技能の習得、教室で学んだことの実験確認などをしています。

資格検定について

学校で学んだ知識をもとに、チャレンジしています。より難関な資格は特別補習をおこなって取得を目指しています。
取得状況は川工情報の「資格検定速報」からどうぞ。

種別 資格名 取得目安 資格の主な内容
国家 3級技能士
機械加工旋盤
機械科
電子機械科
3年
旋盤加工の高度熟練技能者を目指す資格です。
国家 3級技能士
機械組立仕上
電子機械科
2・3年
仕上組立の高度熟練技能者を目指す資格です。
国家 3級技能士
電気機器組立
シーケンス制御
電子機械科
2・3年
電気機器組立の高度熟練技能者を目指す資格です。
国家 2級ボイラー技士 機械科
3年
蒸気・温水ボイラーの取り扱いができる資格です。
国家 第二種電気工事士 電気科
情報システム科
電子機械科
2・3年
一般ビル、工場、商店、一般住宅などの電気設備の工事ができる資格。第2種では、一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できます。
国家 消防設備士 全科
全学年
デパートやホテルなどの建物の中にいろいろな規律に応じて、消火栓や自動火災報知などを設置できるようになります。
国家 電気通信
工事担任者
DD3種
電気科
情報システム科
2・3年

DD(デジタル・データ)種は、ネットワーク接続技術で端末設備工事に必要な資格です。

国家 危険物取扱者 全科
全学年
ガソリン、灯油、軽油、特殊引火物、石油類などを取り扱うことができる資格です。
危険物すべてを扱うことができる甲種、その甲種を性質ごと6つに分けた乙種1類から6類、乙種4類の一部の丙種がある。
国家 ITパスポート 情報システム科
2・3年
情報技術の基礎知識を測るための試験で、「情報技術の知識を活用し付加価値を生み出す視点」、「ネットワーク社会において安全に活動するための基礎知識」、「企業のコンプライアンス向上に資するための基礎知識」について行われる。
国家 基本情報技術 情報システム科
2・3年
高度な情報処理技術者を目指す資格です。
国家 第三種電気主任技術者 電気科
3年
発電所や変電所、それに工場、ビルなどの受電設備や配線など、電気設備の保安監督という仕事に従事することができます。電気主任技術者は社会的評価が高い資格です。
検定 計算技術検定 全科
全学年
電卓やポケットコンピューターの電卓機能を使い、四則計算、関数計算、実務計算の種目で試験を行います。
検定 情報技術検定 全科
全学年
コンピュータの機能数の表現と論理、プログラム言語の基礎などから出題されます。
検定 リスニング英語検定 全科
全学年
英語を聞き、4択から答えを選んでいきます。70点以上79点以下が3級80点以上89点以下が2級90点以上が1級となります。
検定 旋盤技能検定 機械科
電子機械科
3年
旋盤作業3級 実技・学科ともに規定のラインに達すると合格になります。
検定 アーク溶接技能検定 機械科
電子機械科
3年
アークによる溶接作業 実技・学科ともに規定のラインに達すると合格になります。
検定 機械製図検定 機械科
3年
製図の基礎知識と簡単な図面を書く実技試験を行います。
検定 色彩検定
3級
情報システム科
2・3年
「色に関する知識や技能」を社会的に評価する『尺度』として行われている検定です。
検定 カラーコーディネータ検定 情報システム科
2・3年
商品の開発に関する色彩計画・管理知識の向上に行われる検定です。
検定 パソコン検定
3級
情報システム科
2・3年
ネットワーク接続されたクライアントPCで、社内職務を遂行する上での基本的な知識、スキルを有する資格です。
講習 アーク溶接特別教育講習 機械科
電子機械科
2年
アーク溶接は、金属電極と被溶接物の間にアーク(火花)を発生させ、その熱を利用し溶接する方法です。特別教育を修了すると、アーク溶接業務(手アーク溶接(被覆アーク溶接、ガス・シールドアーク溶接etc)半自動アーク溶接、自動溶接)ができます。
講習 ガス溶接技能講習 機械科
電子機械科
3年
可燃性ガスと酸素を用い、金属の溶接、溶断、加熱の作業をする。
認定 電子機械認定試験 電子機械科
3年
電子回路、機械設計、シーケンス制御など機械・電気の幅広い分野から出題される試験です。
認定 電機基礎認定試験 電気科
3年
直流、交流、三相交流、電気応用など電気の分野で幅広く出題される試験です。
顕彰 愛知県高等学校職業教育技術顕彰 一定
レベル
以上
愛知県の高校及び特別支援学校の高等部に在学する生徒で、一定条件以上の資格等を取得した者に 対して、知事名で顕彰証書、検定合格証書を授与する式です。
顕彰 ジュニアマイスター 一定
レベル
以上
全国の工業系学科・工業高校に在籍する高校生が、各種国家資格や検定を取得した場合に、各資格に決められた得点の合計30点以上の場合、ジュニアマイスターシルバーの称号を授与し、45点以上を有する場合にはジュニアマイスターゴールドを授与される。また、SランクまたはAランクが1つ以上かつ、上位8つの資格の合計点数が60点以上の場合は学校長の推薦で個人特別顕彰を受ける事が出来ます。

など